子どもの集中力を高める方法 その1

お子さんの集中力が低くて、心配になったことはありませんか。
「宿題をしていたかと思ったら、すぐにテレビを見ていた。」
「勉強机に座っているけど、気が付くと遊んでいる。」
集中力が低い子どもでは、よくある光景でしょう。お子さんが集中力を保って勉強してくれたらどうでしょうか。安心してお子さんの勉強を見守れますね。今回は「集中力が低い子ども」の集中力を高める方法を紹介します。

「集中力」とは

そもそも「集中力」とは何でしょうか。
どういう場面で、私たちが「集中力が低い」という言葉を使うかを考えてみます。
・何かをやっている最中に別のことを始める。
・何かをやっている最中にそれ以外のことが気になる。
・何かをやっている最中にぼーっとしてしまう。
おそらく「何かを始めてから、それを完遂できずに別のことに意識が行ったり、手が止まったりしてしまう状態」であると言えそうです。
集中力のイメージ図
図にして説明してみます。いざ宿題や勉強を始めても、➀のように別のことを始めてしまったり、②のように途中で手が止まってしまったりするのが「集中力が低い」と言われてしまう状態です。では、なぜこのようになってしまうのでしょうか。

集中力が低い理由

子どもが集中力の低い状態になってしまう理由は3つあります。

1.終了までの行動が身体に染み付いていない

この1つ目が大人をイライラさせる原因です。勉強において、子どもは大人が思っているほど「やり遂げるまでに行う行動が身体に染み付いていない」のです。
・家に帰ったらすぐにランドセルから宿題を出す。
・机に座ったらすぐに筆箱と問題集を出す。
・国語の宿題が終わったら次の教科の宿題に取り掛かる。
大人から見れば当たり前のこのような行動が「集中力の低い」子どもにとっては当たり前になっていません。次の行動が身体に染み付いていないと、一段落した(と、子どもが感じた)瞬間に別のことに意識が行ってしまいます。

2.勉強内容にかかる労力が大きい

同じ漢字ドリルをやるにしても、子どもによってかかる労力は大きく違います。普段から漢字を見慣れている、書き慣れている子どもにとって、1ページのドリルは造作もないことですが、慣れていない子にとっては非常に労力の大きな課題になります。課題によって集中力が続いたり続かなかったりする場合、このパターンが考えられます。

3.魅力的な脇道が存在する

魅力的なものが目の前にある時、途中でそちらに意識が持っていかれます。ゲームやテレビはその最たるものでしょう。人間は、少ない労力で多くの喜びを得られるものをどうしても行いたくなります。このような場合も集中が途中で切れてしまうことになります。

これらの理由を元にして、集中力を高めるアプローチを2つ紹介していきます。
「別のことに意識が行かないようにするアプローチ」
「勉強が完了するまでの行動をイメージ化するアプローチ」です。
片方でも良いですが両方を組み合わせるのが良いでしょう。

この記事では、前者を紹介します。

集中力を高める方法 その1 ~別のことに意識が行かないようにする~

1つ目は、一般的にもよく言われる内容ですが、「集中の妨げになる物の排除」です。
ガッカン式の具体的なやり方を紹介します。

ステップ0:お子さんをトレーニングに誘う

お子さん自身が「やってもいい」と思わないと、このトレーニングの効果は半減します。
「勉強時間が短くできるようになるトレーニングがあるみたいだよ。一緒にやってくれない?」
というような声かけで誘ってください。嫌がるようであれば、
「やってほしかったけど、仕方ないね。また誘うから、やってもいいと思えたらよろしく。」
などと、次の機会にずらしてください。

ステップ1:紙を用意する

ノートでも構いませんが、後で貼る可能性があるので、1枚の紙が良いでしょう。ルーズリーフや何かの裏紙でも大丈夫です。

ステップ2:勉強の集中を妨げるものを書き出す

お子さんと一緒に、集中を妨げたことがあるものを紙に書き出していきます。例えば、勉強中にテレビが気になってしまうのであれば「テレビ」、ゲーム機が気になってしまうのであれば「ゲーム機」というように書きます。お子さん自身に書かせてあげてください。
この後に、別の内容を書きますので縦か横一列に書き出すようにしてください。

ステップ2:妨げるものへのアクセスを難しくする方法を書き出す

書き出せたら、それぞれの妨害物に対して、アクセスを難しくする作戦を考えてください。
例えば、テレビであれば、リモコンを手の届かない棚の上に置けば、アクセスが難しくなります。
ゲーム機であれば、大人が預かってしまうという手もあります。
とにかく、それぞれの勉強の妨げになるものにアクセスするのが面倒になる方法を考えて書いてください。

*このとき、楽にできて、アクセスが面倒になる方法を考えるようにしてください。そういう意味で、持ち運びのできるものであれば「大人が預かる」という作戦は有効です。勉強が終わった後に「すごい、頑張ったね。ありがとう。」と声かけをすれば、やった甲斐を感じてもらうことも可能です。

ステップ3:ステップ2の内容を実行する

書き出した内容を実行します。
すぐに行うのではなく、勉強をする直前に行うのであれば、書き出した紙を目に付く場所に貼ってください。
ただ、その場合も、
「じゃあ、勉強をやるときの練習するよ。一緒にやってみよう。まずは、人形をベットの下にしまう・・・」
というように、一回、紙に書き出した行動を一緒に行ってください。

ステップ4:勉強するときの準備の練習をする

一回やっても、すぐに忘れてしまうのが普通です。そこで、最初の1週間(できたら1ヶ月)は毎日、一緒に紙に書かれた勉強前の準備を行ってください。次第に習慣になっていきます。その間にもう一つの方法で勉強の完了までのイメージ化ができるようになれば集中力は一気に高まります。

もう1つのアプローチも後ほど紹介しますので、合わせてお読みください。

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