子どもに家で算数の勉強を教える方法

お子さんが学校の勉強に関して「分からない」と言ったことはありませんか。
簡単なことであれば、サクッと教えてあげたいですよね。
でも、いざ教えようとしても、
「思った以上に子どもが理解できなくてイライラする」
「一生懸命教えても一向に理解してくれない」
ということになることもあるのではないでしょうか。
そこで今回は、家でできる算数の教え方を1つお伝えします。
「教える」ということは専門技術の1つであり、少し難しいかもしれませんが、参考にしてみてください。

やり方

矛盾するようですが、最上の教え方は、「教える」のではなく「理解させる」ということです。
解き方を分かりやすく教えても、すぐに忘れてしまったり、次の単元で同じようにつまずいたりします。
「分からないところを教えよう」と思ったら、以下のような方法でお子さん自身に「理解させる」ようにしてください。

今回は算数の教科書を使います。場合によっては前の学年に戻ることもありますので、用意できるようにしておいてください。

1.分からない問題を教科書で探す

分からなかった問題を確認して、その問題と似た問題を教科書から探します。
「さぁ、この問題は教科書のどこにあるでしょうか。探してみて!」
と、お子さん自身に探させるのが良いでしょう。
お子さんが全く探せないときは、目次を使って一緒に探してあげてください。
「これは小数の問題かな? ということは目次によると。。。 50ページあたりかな?」
というような要領で一緒に見つけていきます。
このように、目次を使って一緒に探すと、「単元」という概念の存在を知り、以降自分で探すことができるようになります。

2.説明を読ませて、どんなことが書いてあったか聞く

教科書の問題には、その問題に対する考え方や解き方が解説されています。その部分をお子さんに読ませてください。
「この問題だね! ということは、この部分にヒントがあるはず。ちょっと読んでみて!後でどんなことが書いてあったか、聞くから、分かったら教えてね。分からなくても大丈夫だからね!」
などと、課題を与えて、数分間、お子さんに任せてください。

3-1.説明できるようならもう一度解かせる

しばらくしたら、
「どんなことが書いてあった?」
と聞いてあげます。

その結果、教科書に書いてある内容をしっかり説明できていたら
「すごいね!!完璧に理解できたね。もう一回解いてごらん。」
ともう一度解かせてあげてください。
おそらくかなり高い確率で解けると思います。

もし、多少理解はできていても、抜けている部分があるようなら
「おぉ、すごい、良く読めているね!!実は、他にも少し書いてあることがあるよ。それも見つけてごらん。この辺りかな。」
ともう一度、読み直しをさせてあげてください。
何回か読み直すと理解できるので、そうしたら問題を解かせてください。

3-2.チンプンカンプンなら、1ランク簡単な問題を探して解いてみる

もし全く分からないということであれば、その問題より1ランク簡単な問題を教科書から探して解いてみてください。
教科書のすぐ直前のページにあることが多いのでそちらを開きます。もし、直前のページになければ教科書の前の部分や前の教科書に戻ることになります。
「うん、この問題は説明も難しいよね。じゃあ、こっちの問題はどう?」
などと、該当のページを開いて解いてみてもらいます。

(注)
この作業は結構難しいと思います。「ある問題よりも1ランク簡単な問題がどれか」ということが分かりづらいからです。もし分からなければ、コメントを書き込んでください。時間が許す範囲で答えさせていただきます。

3-2-1.解けたらもう一度さきほどの問題の説明に戻り読み返す

1ランク簡単な問題が解けるのであれば、そこまで後れを取っているわけではありません。
先ほどの問題の説明に戻り、読み返していきましょう。その後は2.に戻ります。
一緒にやる場合は1文ずつ何が書いてあるのかを確認してあげるとおそらく理解できると思います。

3-2-2.解けなかったら、解ける問題までさかのぼる

1ランク簡単な問題が解けない場合、少し面倒になります。
「分からないところをちょっと教える」の範囲を超えて「指導」の領域に入るからです。
「指導」を行う場合は、「解ける問題までさかのぼる」ことが必要になります。
そして、解ける問題から今学校でやっている問題までに必要な知識・技術を再度学び取ることになります。

この場合は専門家に委ねることをお勧めします。保護者の方が指導可能な方であれば、ご自身で指導していただければ良いかと思いますが、どちらにしろ定期的にまとまった時間を取って、指導をする必要が出てきます。コメントをいただければ何かしら回答いたしますので、お気軽にどうぞ。

まとめ

お気づきかもしれませんが、勉強において「解き方を教える」のは最後の手段であり、基本的には避けるべき行為です。自分で学び取る意識を奪い、折角の理解力を伸ばす機会を奪ってしまうからです。自分なりに「解き方を理解する」ことが大切になります。くれぐれも「分かりやすく教えてあげよう」などとは思わないでください。

今回は、家で算数を「理解させる」方法の紹介でした。
お子さん自身に学び取らせることで、学校にしっかりついていけるだけの理解力を鍛えてあげてください。

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