ガッカンの真髄「文法読み」

こんにちは!佐藤です。
先日の授業で、改めて「文法読みって大切だなぁ」と感じる出来事がありました。
上級クラスの読む練習での1コマです。

歴史の文章(8行・2段落)を読み、何のテーマについて書かれた文章なのかを考えてもらいました。
取り組んでいたのは、まだ学校で歴史を勉強していない2人の小学5年生。(歴史は6年生で学習します。)

文章の内容をざっくり言うと、

中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我氏を滅ぼした。
大化の改新と呼ばれる政治改革を行った。
主な内容は公地公民と班田収授法である。

というものでした。

文章のテーマ(模範解答)は「大化の改新」。
2人とも『大化の改新と呼ばれる政治改革を始めました』という一文がキーセンテンスだというところまでは読み取ることができました。

しかし!

テーマとして導き出した答えは、なんと「政治改革」だったのです。

たしかに、この文章は政治改革についての文章です。しかし、政治改革全般の話をしていたのではなく、あくまでも「大化の改新」と呼ばれる特定の政治改革について述べた文章です。なので、適切な答えとはいえません。

小学5年生の2人にとって、「大化の改新」という言葉も、「政治改革」という言葉も、馴染みがなかったのでしょう。そのため、どちらが具体的で、どちらが抽象的な言葉なのか、知識から判断することができず、何となくより重要そうな響きがある「政治改革」を選んでしまったようです。

今回の場面のように、知らない言葉や、初めて学ぶ事柄を含む文章を読むときに必要となるのが文法読みです。文法読みとは、知識に頼らず、文法を使って文を読む技術のことです。
今回であれば、Aと呼ばれるBというフレーズ。このような表現がされているとき、Aは具体的な呼び名で、Bはそれを一般化した総称であるということを、瞬時に理解しないといけません。

カレーと呼ばれるインド料理
オフサイドと呼ばれる反則
文法読みと呼ばれる技術

すべて前者は後者に含まれる具体的な要素の一つとなっています。

この文法読みこそが、ガッカンでの学びの真髄の一つなので、できなかったことが個人的に少し残念でした(笑)

中級ではこれを短文レベルで理解する練習を行っています。しかし、これが長文の中にこっそり含まれているとなかなか気がつきにくいのかもしれませんね。今回の問題は2人にとってちょうどいい練習だったと思います。また似たようなフレーズが出てきた際にきちんと判別できるか温かく見守りたいと思います。

難しい文章こそ文法読み、ですね。

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